【店舗ビジネス編】驚くほど簡単にできる売上を伸ばす方法5選

即マネできる売上アップ策5選

 

苦労せずに売上UPなんて、そんな胡散臭い話はない!という風に思うかもしれませんが、実は知らないだけでそのようなアイデアは割とあります。特に「画期的な最新アイデア」という訳ではなく、実際に自分が客として体験したことがあるような、一般的に馴染みがあるものなども含まれています。

そこで今回は、手間がかかるような難しい方法は抜きにして、誰でも簡単に実行できる売上UPのアイデアに特化してご紹介していきます。実際に効果が出ている実証済みの方法なので、自分のビジネスで使えそうなアイデアがあったら、是非参考にしてみてください。 

 

①お得な回数券を販売して来店頻度を上げる


店舗系ビジネスで売上UPの鉄板は「回数券」の販売です。しかしいったい、なぜこれが効果的なのか?
つい最近コメダ珈琲店に行った際に見つけたのはこんな事例…


約600円相当のドリンクが6回注文できる回数券を、3,100円で販売していました。約1杯分のドリンクがお得になるイメージですね。いたってシンプルな回数券です。


この回数券を販売するメリットは、

  • 一度の来店で3,100円分の売上を確保することができる
  • 家族、友人と回数券利用をOKにすることで多人数の来店を促す
  • 回数券が残っていれば、また来店する理由ができる
  • 来店の都度、ドリンク券利用のほかにサイドメニューの注文が入る可能性がある

つまり、顧客の囲い込みと、販売単価のUPに繋げられる方法が、この回数券販売なのです。使い切らなかった回数券は、また来店して使う必要があります。その回数券を使うために再び来店し、ドリンク以外のメニューも注文してもらえれば、新しい売上が生まれます。

回数券は、顧客としてもお得に注文できるメリットがありますし、双方がWin-Winになる方法なので抵抗なく始められる取り組みと言えるでしょう。

飲食店だけでなく、サロン系などにも相性が良い施策の一つで、来店頻度を高くする方法としても、シンプルでマネしやすい内容です。

 

②既存客にSNSを使ってキャンペーンの告知をする

SNSで口コミが集まるイメージ

 

SNSはビジネスを行う上で、最高のコミュニケーションツールと言えるでしょう。これほど簡単にお客様と繋がれるツールはありません。

ここでポイントなのは、SNSを使って新規客を集めるというより、既存客とのコミュニケーションに使うということです。

しかし、なぜ既存客なのか?ここでポイントを挙げると…

  • 一度商品(サービス)を試したことがあるので、サービスを受ける時のハードルが低い
  • 投稿を通じて接触回数が増えるので、親近感を抱きやすい(ザイオンス効果)
  • 関係値が出来ているお客さんだからこそ、SNS投稿を新規客よりも受け入れてもらいやすい

このように、既存客への施策は、新規客に向けて行うものよりもグッとハードルが低くなります。1:5の法則というマーケティングの概念がありますが、新規顧客の獲得コストは、既存客を集客するためのコストの約5倍かかると言われています。

だとしたら、新規客に向けて行うよりも、既存客に目を向けることを優先する方が、コストパフォーマンスが良いと言えるでしょう。既存客が満足してくれるようなお店であれば、自然と口コミや紹介で認知がが拡がったり、友人や家族を連れて来店してくれたりする可能性もあるので、かなり有効な施策と言えるでしょう。

 

③裏メニューを用意して顧客の「特別感」「優越感」を刺激する

裏メニュー

 

裏メニューといえば、飲食店などでよくある「まかないメシ」などがイメージしやすいと思います。飲食店以外であれば、常連さんだけに案内する「お得意様限定の特別商品」や「VIP限定案内」などがあります。シンプルな施策ではあるものの、顧客に与えるインパクトは想像以上に大きいです。具体的にどんな効果が得られるのかというと…

  • 裏メニューという「秘密の共有」によって優越感を刺激し、お客さんとの親密度が上がる
  • 「特別感」や「限定性」で購買意欲が高まる
  • 通常商品+裏メニューのクロスセル注文で客単価UPに繋がる

これらは、「フォロワー限定」や「お得意様限定案内」などで、一般のお客様と差をつけてあげることがポイントです。お客さんの欲求を刺激し、購買意欲を高めるられるはずです。誰でも簡単に手に入る訳ではないところに、隠れた“付加価値”が生まれてきます。

 

④お得意様限定優待券で特別扱いする

VIP会員の会員証

 

少し裏メニューの訴求と近しい内容ですが、これも顧客の囲い込みでかなり有効な施策の一つでしょう。
優待の内容も重要ですが、大事なのはお客さんに「特別感」を感じてもらうことです。

この優待券を貰ったときのお客さんの心理状態を想像してみてください。
「あなたは私たちにとってとても大切で特別なお客様です」というようなメッセージを伝えることができます。好意を受け取って嫌な気になる人は、基本的にほぼいないでしょう。むしろ、特別扱いされたことによって、そのお店のことをひいきにしてくれるかもしれません。

では、実際どんな優待券が良いのか、具体的な例あげて見ると、、

  • 例:施術時間10分延長(美容サロン)
  • 例:お連れ様3名まで来店時ドリンク1杯サービス(居酒屋)
  • 例:VIP専用トッピング無料(ラーメン店)

特別扱いされたりお得に使えるお店があるなら、選ばれる優先順位が高くなるのは必然でしょう。継続的に長く通ってもらうことは、店舗系にとっても大きなメリットになるはずです。

更に、お連れ様まで特典を受けれるようにすると「優待券持ってて1杯無料だから、一緒に行かない?」というようなことも起きる可能性が十分あります。

このように、

  • 継続的にそのお店に通うメリット
  • 複数人で来店するキッカケづくり
  • 他人に紹介したくなる仕掛け

 

これらを実現させてくれる方法として、優待券のプレゼントはとても有効な施策です。オリジナリティ溢れるユニークなものだと、SNSでシェアしてもらえる可能性もあるので、是非取り組みたい内容の一つです。

 

⑤良い口コミだけを効率的に集める

人から人へ口コミをする様子

 

いまの時代、来店前に必ずと言っていいほどチェックされるのが「口コミ評価」です。
良い口コミを集めるほど、集客がしやすくなるのは言うまでもありません。しかし、問題なのはどうやって良い口コミを集めるのか、ということです。

ここで、誰でも簡単に良い口コミを集められる有効な手段をご紹介します。
それは、「常連さんに口コミをお願いする」ということです。

これがなぜ有効なのかポイントをまとめると、

  • 常連になるということはサービスに満足している証拠なので、基本的に悪い口コミにならない
  • 初めてのお客様に口コミをお願いするより、常連さんのほうがお願いしやすい
  • 関係性があるほど、口コミに協力してくれやすい
  • 何度もサービスを受けているので、説得力のある生の声を書いてもらえる

こんなシンプルな方法ですが、かなり効果的な打ち手と言えるでしょう。
これから口コミを集めていくなら、まず常連さんにお願いしていくことから始めていきましょう。

 

まとめ

 

今回ご紹介した5つの方法は、売上UPの法則である【顧客数×単価×購入頻度】に当てはめて考えていくと、そのいずれも向上させることができる有効な手段です。

しかも、この施策の良いところは開発コストが特にかからないということです。
方法としても、特に難しい方法ではないので、簡単に取り組みやすく実践的な内容ですので、まだ取り入れていない方は、ぜひ取り組んでみてください。

 

見込客を集める時のよくある間違い